6月の記念日に、君と待ち合わせをした
駅前の広場には人々が行き交い
ペデストリアンデッキの上で
誰かがこの国の未来を叫んでいた
スピーカーから聞こえてくる拡声器の声
だけど通りすぎる誰も足を止めない
ざわめきが消えて、人波がひいていくと
真昼の街は少しだけ静けさを取り戻した
届かない声 それは何も意味を持たないのだろうか?
誰にも気づかれず路地裏に咲いた、風に揺れている花のように
見上げると、西の空には月がかかっていた
目を凝らさなければ見えないほど うっすらと
6月の記念日に、君と待ち合わせをした
駅前の広場には人々が行き交い
ペデストリアンデッキの上で
誰かがこの国の未来を叫んでいた
スピーカーから聞こえてくる拡声器の声
だけど通りすぎる誰も足を止めない
ざわめきが消えて、人波がひいていくと
真昼の街は少しだけ静けさを取り戻した
届かない声 それは何も意味を持たないのだろうか?
誰にも気づかれず路地裏に咲いた、風に揺れている花のように
見上げると、西の空には月がかかっていた
目を凝らさなければ見えないほど うっすらと